
ドイツのハロウィーンってどんな感じなんだろう?
毎年10月31日は秋の収穫祭Halloween(ハロウィン)ですね
日本ではここ数年は仮装パーティー的なお祭り騒ぎで盛り上がっているイメージですが、ドイツのハロウィンはどんな感じなんでしょうか?
2021年のドイツでのハロウィンの様子をお伝えします。
ドイツ人夫が思うドイツのハロウィン
まずはドイツ人夫のカニさんに、ドイツのハロウィンのイメージはどんなものかを聞いてみます。


なるほど…かなり冷静な分析をしてきますね(笑)
日本も30年ほど前はハロウィンなんていう行事さえ知らなくて、10年くらい前から急に盛り上がりだして、仮装だ!イベントだ!って騒ぎだした感じですもんね
秋になるとハロウィンのお菓子やグッズもたくさん出回っていて、少し消費に踊らされている感はありますよね…
しかし私はハロウィンのポップでホラーなイメージが大好きではあります。
この時期のスイーツのなんとかわいいことか!


ハロウィンの起源はアイルランドだそうです

たしかにドイツはぜったいハロウィンの発祥の地ではないだろうと思っていたのですが、実際の起源はアイルランドに住んでいた古代ケルト人だそうです。
現代では特にアメリカ合衆国の行事として定着しているイメージがありますね

起源によるとキリスト教や他宗教とはほとんど関係ないそうです
ドイツのハロウィンはどのような感じでしょう
さて、日本と同じようにわりと近年になってハロウィンのお祭り文化に触れているドイツ人はどんな感じでハロウィンを迎えているのでしょうか…
私が住んでいるドイツ南部の田舎町の様子をお伝えします。
ハロウィン用かぼちゃの無人販売所
まず9月の上旬ごろから、家の近所のお散歩コースである無人販売所がかぼちゃだらけになっていました!
カボチャはドイツ語では「der Kürbis(デア キュービス)」です。


日本のスーパーでは見たことないような大きなカボチャ!

ジャック・オー・ランタンを作るのにはよさそうな大きさです

↑これは食べられるカボチャだと説明に書いてあります。

↑こちらは食べられないようです。
なんだかモンスターみたいな形…
とにかくいろいろな種類のかぼちゃが売っています。


これはUFOとかメンダコみたいな形でおもしろいです
↓

無人販売所なので、お金は自分で計算して貯金箱のようなものに入れておきます。
日本の無人販売所もそうですが、倫理観がちゃんとしているお国柄の文化ですよね、無人販売所というものは。
スーパーの野菜売り場もハロウィン仕様に

9月の中旬ぐらいから、スーパーマーケットの野菜コーナーにかぼちゃコーナーができていました!
やはり秋はかぼちゃが旬の季節なので、売り出すにはちょうどいいイベントなのかもしれません
店員さんが描いたのでしょうか?かぼちゃのお顔がかわいいです
スーパーに売っているカボチャも、やはり日本では見たことのない形のものがあります。
逆に日本でよく見る皮が緑色のタイプのかぼちゃはほとんど見ません。

日本のかぼちゃは肉厚で、煮ても形がちゃんと残りホクホクとしていておいしいですが、
ドイツの皮がオレンジ色のタイプのかぼちゃは、煮ると崩れるような水分の多いかぼちゃです。
(日本でこのタイプにあたっちゃうと「失敗したー!」と思う感じのかぼちゃです。)
私は日本のかぼちゃの方がだんぜん好きですが、夫のカニさんはドイツのかぼちゃのほうが好みだそうです。
やはり食べ慣れているものが美味しいと感じるのかもしれません。
お菓子もハロウィンバージョンに…あまりなっていない?
日本ではスーパーのお菓子売り場がハロウィン仕様のものであふれかえっているイメージがあります。
なのでドイツもそうなのかと思いきや…
いつも行っている大型スーパーではお菓子売り場のハロウィンパッケージは皆無!!
これは予想外でした…
ハロウィンパッケージのハリボーを買おうと思ったのに!
意外と日本のほうが流通しているかもしれません…
ドイツではまだ10月も始まったばかりだというのに、すでにクリスマスのお菓子コーナーが充実しています。



やはりドイツに住む人たちにとってはハロウィンよりもクリスマスの方が一大イベントなのかもしれません。
クリスマスのお菓子は10月のいまでもすでに日々のおやつにしています。
クリスマスのわくわくを秋から感じているドイツ人!
そのほか、ひっそりと冷凍食品コーナーに置かれた魔女の帽子に哀愁がただよっていました…

まとめ
ドイツ南部の田舎町のハロウィン時期の様子をお伝えしました。
ドイツのハロウィンに対するテンションは…
日本よりはやや低めといったところでしょうか(笑)
幼稚園や学校など子どもがいるところではもっと盛り上がっているかもしれませんね


同じ無人販売所でお花摘みをした時の様子
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