こんど海外に行く前にPCR検査を受けるんだけど、PCR検査って痛いの?!
おしえてー!
PCR検査を3回受けた私が痛さをおしえるよ!
日本でもコロナウイルスのためのワクチン接種が広まってきましたが、まだまだ落ち着かない日々が続いていますね
そんななか、海外を含む出張や留学、学校のイベント、またプライベートでの帰省や病院の入院前など、様々なシーンで『PCR検査』をやらなくてはいけない方もいらっしゃると思います。
初めてPCR検査を受けるかたは「実際はどんな検査なの?」「痛いって聞くけどほんと?」など気になりますよね
今回の記事は、鼻からの検査2回、唾液検査1回の合計3回のPCR検査を受けたことがある管理人みやこが、PCR検査の方法や痛み、保険適応時の料金について解説します。
※管理人は医療機関の人間ではないので、PCR検査を一般人が受けた感想などが中心となります。
正しい情報をお求めの際は、医療機関のサイトをご確認ください。
PCR検査とは?
PCR検査とは、鼻の奥や唾液から採取した検体のウイルス遺伝子を人工的に増やして、コロナウイルスの有無を調べる検査です。
PCR検査の種類は一般的なもので2種類
PCR検査には主に下記の2つの方式があります。
・唾液採取法
下記にそれぞれのやり方と痛みや特徴についてご紹介します。
鼻咽頭ぬぐい液検査
鼻の奥にある『咽頭』と呼ばれる部分までスワブ(長い綿棒のようなもの)を入れて、検体を採取する方法です。
咽頭は図であらわすと、下記の部分です。
私はインフルエンザの検査も病院でやったことがありますが、その時と同じ方法でした。
鼻といっても、かなり奥の方までスワブをいれています。
咽頭はほとんど喉の近くなのですが、鼻からスワブを入れて咽頭の上部から検体を採取することに意味があります。
のど側から触れる咽頭よりも、上部のほうがウイルス量が多いとされているからです。
鼻咽頭ぬぐい液検査は痛い?経験談
私がこのPCR検査を病院でやった時のことをイラストにしてみました。
私の行った大学病院では、完全防備の医療機関の方が、正面からではなく横から超ロング綿棒を鼻に入れてきました。
その際、「ちょっとななめ上を見ていてください」とのことでした。
鼻に入れられる動作自体は3~5秒程度の感覚でしたが、なにせわりと奥まで綿棒を入れられるので…けっこう痛いです。
人によっては鼻血がでてしまう場合もあるようです。
私は鼻血は出ませんでしたが、涙と鼻水が大量に出ました。
PCR検査場にはティッシュが必ず用意してあるので、自分で処理をして終了です。
どれぐらいで結果が出る?
私が鼻咽頭ぬぐい液の検査をした時は、5時間ほど隔離部屋で待ちました。
病院の規模(自分の病院で検査が可能か?または検査機関に検体を送るか?)や検査希望者の人数にもよると思いますが、結果がでるまでは必ず数時間かかります。
鼻咽頭ぬぐい液検査の特徴
・鼻咽頭検査は唾液検査に比べ感度が高いといわれています。
→海外渡航をされる場合は、国によって鼻咽頭検査を指定している場合あります
・発熱、のどの痛みなど症状がある場合でも検査を行えます。
(コロナウイルス発症から9日以上でも検査可能)
・子供や乳幼児の検査も行えます。
・咽頭まで検査キットを入れるため、人によっては強い痛みを感じることがあります
・検査をする側の技量によって結果が左右される場合があります
唾液採取法
続いて、唾液採取法のやり方についてです。
下記のような『漏斗』がついたプラスチック容器に、唾液を入れます。
必要な採取量は1~2mlです。
飲食や歯磨き、うがい直後の唾液採取はウイルスの検出に影響を与える可能性があるので、テストまでは最低10分以上、できれば30分ほど空けることが望ましいとされています。
唾液採取法は痛い?経験談
唾液採取法はもちろんまったく痛くないです。
ただ唾液採取をしてみて思ったのは、「唾液って思ったよりも出ていないんだな」ということです。
1~2mlなので量は少ないように感じるのですが、検査前に飲み物を30分以上とっていないので、人によっては口が乾いて、思ったように唾液がでない場合もあります。
私は海外から成田空港へ帰国した際に唾液のPCR検査を行ったのですが、乾燥した飛行機内からでて水分なしの状態だったので、少し苦労しました。
でも鼻咽頭ぬぐい液よりはぜんぜん楽でよかったです。
どれぐらいで結果が出る?
唾液方式でも鼻咽頭ぬぐい液方式と同様に、結果が出るまでには数時間かかります。
成田空港で待っていた時には、1時間半くらいでした。
(鼻咽頭ぬぐい式よりは早い印象ですが、検査施設の設備や同時検査人数によると思います。)
唾液採取法の特徴
・痛くない
・採取する人の技量に結果が左右されません
・そのため自宅で自分で唾液を採取して、検査機関に送る方法もあります
・鼻咽頭ぬぐい液に比べると精度が劣ります
・コロナウイルス発症から9日以上経つと検査ができません
(発熱など初期症状がある場合は、唾液式では検査ができません)
PCR検査は無料でできるの?
PCR検査は保険適応になる場合と、全額自己負担で受けないといけない場合があります。
PCR検査が保険適応になる条件
発熱などのコロナウイルス感染の初期症状がある方は、PCR検査が保険適応になる場合があります。
まず、かかりつけ医や地域の発熱センターに電話をして、医療機関に受診します。
そこで医師が「PCR検査が必要」と判断した場合には、PCR検査をその病院で保険適応でやってもらえたり、PCR検査センターへの情報提供書を書いてもらうことができます。
・PCR検査の保険適応には初期症状の有無と医師の判断が必要
ちなみに保険適応の場合、通常の医療費は3割負担となりますが、PCR検査に限ってはその3割も国が負担してくれます。
したがって保険適用のPCR検査は実質無料で受けられることになります。
海外からの帰国者や外国人渡航者の空港内PCR検査も無料
ちなみに私が海外から日本へ帰国した際に成田空港で受けたPCR検査も無料でした。
同じタイミングで検査を受けたなかには、日本へ来日された外国人も数名いました。
こちらもすべて公費(国のお金)でまかなわれています。
海外帰国者は保険適応とも扱いは違うようで、この場合は保険証の提示も不要です。
症状が無い場合、医師の判断が無い場合は実費です
海外渡航やライブの観戦など、個人の都合によりPCR検査が必要な場合はすべて実費になります。
値段は統一されているものではなく、受診する病院や施設によって違っています。
PCR検査の相場は15,000円~25,000円くらいでしたが、最近は2千円台でPCR検査ができるところも出てきたようです。
実費でも少し手軽になってきたのはありがたいですよね
まとめ
今回の記事ではPCR検査の種類とやり方や痛さについてご紹介しました。
鼻咽頭ぬぐい液は検査の正確さはありますが、個人的には痛みがあるのであまりやりたくないなと思ってしまいます。
唾液採取法式はとても手軽でかんたんなので、帰省やイベント前後に自宅で出来る検査キットもおすすめです。
下記の記事もご参照ください。
PCR検査に加え陰性証明書が必要な場合は、下記の記事もご参照ください
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