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【ドイツ語】インテグレーションコース③学校選びで苦労した話

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ドイツ語】インテグレーションクラスの学校選びで苦労した話 ドイツ生活
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みやこ
みやこ

Integrationkurs(インテグレーションクラス)を受講することを決めたらまずは学校を探さないと!

この記事は外国人局からのインテグレーションクラス受講票がある方向けに書いてます。

以前のブログで書きましたが、管理人みやこはIntegrationkurs(インテグレーションコース)を受講すると決めた時点で、すでに受講票(確認書)がきてから1年が経過していました。

受講料の半額返金の期限は「受講票の日付から2年」です。

※B1に合格してから2年ではないのでご注意を!

残り1年の間に600時間のIntegrationkurs(インテグレーションコース)を終えて、B1のテストに合格し、100時間勉強後にLeben in Deutschlandテストに合格しないといけない…

自分のイメージではどんなに最短でも1年はかかると思っていたので、うまくスケジュールを組まないと返金の期限に間に合いそうにありません。

そこで重要になるのが学校選び!

各学校でいろいろな時間帯や日数で開催されているので、良い感じのパズルになるようにスケジュールが組める学校を選ばないといけません。

みやこ
みやこ
ドイツ政府が出している公式の文書によると、モジュールごとに学校を変えることは特別の理由が無いとできないようです。

参考
BAMF – Bundesamt für Migration und Flüchtlinge – Infothek – 参加を義務づけられた新しい移民と古い移民の統合コースに関する情報シート – 630.036m

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VHSとプライベートスクールはどっちがいいか

ドイツ語学校選びで最初に迷うことと言ったら、ドイツ政府が運営しているVHS(Volkshochschule(フォルクスホッホシューレ))と民間の企業が運営しているプライベートスクール(私立)の学校とどっちにするか?ではないでしょうか。


VHS(Volkshochschule(フォルクスホッホシューレ))は簡単に言うと日本のカルチャースクールのようなイメージです。

料理教室やダンス教室などをはじめ、一般の市民のかたにむけた教室がいろいろあります。

そのうちの一つとして私のような移民や難民の方のためのドイツ語クラスもあります。

VHSとプライベートスクールのメリット・デメリット

下記にわたしが思うそれぞれの良い点・悪い点をあげてみました。

【VHSのメリット】
・必ずインテグレーションクラス受講票ありの人の受け入れがある

・町にたいてい1か所はあるので、通いやすい

【VHSのデメリット】
・日程や時間がガチガチに決まっている

・各レベルのクラスは人数が決まっているため、定員オーバーで入れなかったり、逆に少なくて開催されないことがある。


また、難民の方は基本的にはVHSに通っているようですが、Integrationkurs(インテグレーションコース)の料金は「無料」だそうで、あまり授業態度がよくない方もいるなどの噂もあります。

でも多様な文化や価値観に触れることができるのもVHSの魅力かもしれません。



これに対して、プライベートスクールのメリット・デメリットです。
(私は行っていないので調べた情報やわたし個人の意見です。)

【プライベートスクールのメリット】
・自腹で来ている人は高いので、勉強する意識の高い人が多い

・日程やクラス編成を柔軟に対応してもらえる場合がある

【プライベートスクールのデメリット】
・そもそもインテグレーションクラス受講票ありの人を受け入れていない学校もある

・入学金が必要な場合がある。(一度他の学校に行くと、再度必要になる場合もあり)

みやこ
みやこ

もちろん家から近い・遠いも学校を選択する時の大きな要因になるよね

インテグレーションコース受講票が無い方、例えば留学されている方やパートナーの海外転勤で一緒にドイツに来られた方などはインテグレーションコースを全て実費で受けられる場合もあると思います。

その際は単純に「VHSは安い!プライベートスクールは高い!」という第一印象で合っていると思います。

そのうえで、先ほどあげたメリット・デメリットは受講票がある方と同様にあると思います。

その他にAWO(労働者福祉団体)などの選択肢も

VHSやプライベートスクールの他に、AWO(労働者福祉団体)と呼ばれる非営利団体の活動法人もインテグレーションクラスを開催したりしています。

Frauenintegrationskurs(フラウエンインテグレーションクラス)と言ったお子さんがいる方や、宗教上の理由で女性だけのクラスに参加したい方のためのコースがあったりするので、興味がある方は調べてみてください。





次からの話は完全にわたしの経験談です。

まずは自分の町のVHSでレベルテストを受けてみた

みやこ
みやこ

検索で「VHS 町の名前」ですぐにでるよ!

私は初めは学校によって料金が違うと思っていたので、返金期限に間に合わないことを想定するとやはりなるべく安い方がいいと思い、VHSに通うこと一択でした。

(実際は受講票のある人はどの学校も一律料金です。)


そこでまず初めに自分の町のVHSを調べて、入学のためのレベルテストを受けました。

ドイツ南のほうのかなり小さな町です。


その時のブログはこちら



私の結果はA1.2(Module2)からのスタートです。

1モジュール(100時間)ぶんの時間と費用が浮きました。。。


※ここから半年日本に帰りましたので、一旦この結果はすえおきです。

自分の町のVHSでクラスを探してみた

レベル分けテストから半年たちましたが、私のドイツ語レベルは向上していないので(むしろ下がっている可能性はあるが)そのままA1.2(Module2)のクラスを探すことになりました。


ドイツ語はもちろん英語もあまり話せない私は対面のほうがコミュニケーションがとりやすいので、VHSに行き、係の人に次のA1.2(Module2)クラスはいつからスタートかを聞いたところ…

現在2022年5月中旬ですが、
スタートが2022年7月中旬からで、1日4時間、25日の計100時間が終了する日が2022年10月中旬…
(※8月は夏休みで授業無し)


え?!
2か月先のうえに1モジュール終わるのに4か月とられてるじゃん?!

これは単純計算で7モジュールまで終わるのに24か月(つまり2年)かかるってこと?!

みやこ
みやこ

驚愕したあとに泣きました…

ドイツ生活、うまくいかないことが多すぎて泣けてくる…

Intensivkurs(インテンシブクラス)に目を向けてみる

実は通常のクラスの他に、Intensivkurs(インテンシブクラス)superIntensivkurs(スーパーインテンシブクラス)というクラスもあるんです。

Intensivkurs(インテンシブクラス)の説明書きを見てみると「言語習得の早い人向け」とのこと。

superのほうはもっと早い人向けです。


言語習得が遅いからまだドイツ語が話せてないんだよ…だからこれからドイツ語やるんだよ…
という心の嘆きをこらえて、調べてみたところ。。。

通常のクラスは100時間を25日で消化しますが、Intensivkurs(インテンシブクラス)はそれが20日(1日4時間は変わらず80時間)になるようです


しかも私の町のVHSでは直近のA1.2(Module2)のIntensivkurs(インテンシブクラス)は通常クラスと違って1か月で終わるスケジュールでした。

まだA1レベルなので5日くらいはなんとかなるかも!と思い、さっそくオンラインでIntensivkurs(インテンシブクラス)を申し込みました。


※ちなみにsuperIntensivkurs(スーパーインテンシブクラス)は13日で1モジュールを消化していました。
これはスーパー速すぎて論外だ!


みやこ
みやこ

スタートは1か月先だけど、まぁしょうがないかな!

あとはテキストを買って、初日に教室に行けばいいだけかな!

人数が集まらなくて開催されない

Intensivkurs(インテンシブクラス)を申し込んで2日後…

オンラインでドイツ人夫の銀行口座から引き落としで申し込んだものの、処理された様子が無かったので夫にVHSに電話をしてもらったところ…

「この講座は最低開催人数が7人で、いまあなた一人」
と伝えられました。

みやこ
みやこ

え?!
まって!!
それもうぜったい開催されないじゃん?!

しかもなんでメールとかでその事実教えてくれないの~?!(泣)



あぁ…

またドイツにやられました…

知ってる。。。

もう何度もやられてるから知ってるのにまたやってしまった。

自分からアクションを起こさないと、不都合なことは存在すら分かりません。


今回はすぐに確認したので良かったです。

あやうく1か月先の開催日になって「このクラスはやらない」という事実に呆然とするところでした。

近隣の大きい街のVHSを探し

完全に学校選びが振り出しに戻りましたので、今度は夫の協力のもと、電車で片道40分ほどのところにある大きな街のVHSからクラスを探しました。

印象は「やはり大きな街だと、開催されるクラスの数も多い」です。

始まる時間(午前や午後)の選択肢やトータル日数の選択肢が小さい町とは格段に違います。

毎日電車で通うのは少し大変ですが、もう後がない私は近隣の街のVHSでA1.2のクラスの予約をしました。


(通常スピードの25日で終わるクラスで、1日4時間の平日5日。
6月中旬からスタートし、7月上旬の約1か月で終わります。)

VHSによって申し込み方法が違うので要注意!

国が運営しているVHSなので、全ドイツで申し込み方法などは統一されているのかと思いきや、まったくそんなことはありません。

まずネットサイトのつくりやホームページの見た目から、各地のVHSによって様々です。

申し込み方法に関してもバラバラで、初めに行った小さな町のVHSはオンラインでも申し込みが出来ましたが、後に申し込んだ大きな街のVHSは電話申し込みのみでした。

(もちろんドイツ人夫に電話してもらいました…)


今回は入試のレベル分けテストは小さい町で受けた結果を、そのまま大きい街のVHSでも採用してもらえましたが、場合によっては再度受けないといけないかもしれません。


また授業料の支払い方法も異なり、小さい町のVHSでは現金でもクレジットカードでも銀行引き落としでも良かったようですが、大きい街のVHSは銀行引き落としの一択でした。

(私はドイツの銀行口座を持っていないので、ドイツ人夫の銀行口座から引き落としてもらいました。)

みやこ
みやこ

同じ組織というよりは、もう別物と思って調べる必要があると思います!

とにかく確認につぐ確認!

VHSによってテキスト(教科書)が違うので要注意!

驚くことに、同じレベルのクラスでもVHSの場所によってテキスト(教科書)も違いました!


はじめの小さい町のVHSでは『MENSHEN(メンシェン)』を使っていますが、

※日本でも買えます


大きな街のVHSでは『Schritte plus Neu(シュリッテ プラス ノイ)』という教科書でした。

インテグレーションクラス学校選び

※日本ではネットで売っていないようです。

みやこ
みやこ

なんとなくテキストぐらいは共有にしてもらえると嬉しいんだけど…

まぁ基本的には一箇所のVHSにしか行けないから問題ないかな

VHSでうまく予定が組めれば最短7か月!

私が調べた感じですと、複数のVHSの授業を組み合わせたりして、A1.1(モジュール1)からB1.2(モジュール6)までうまいことスケジュールが組めれば、Integrationkurs(インテグレーションクラス)は最短で7か月程度でB1テストまでいくことができそうです。


ドイツ人は会社員でも1か月ほどの長い夏休みや冬休みをとりますので、どうしても休みが入ったりして長くなります。

(Sommerintensivkurs(ゾンマーインテンシブクラス)など、「夏休み特別講習」的なクラスもVHSによってはあります。)


逆に言うと、7か月より早い取得は難しそう…
(superintensivkurs(スーパーインテンシブクラス)を利用すれば話は別ですが…)


はじめに書いたようにVHSではクラスの開催日時や人数がガチガチに決まっていますので、プライベートスクールであればもっと早い期間でのB1取得も目指せるかもしれません。

みやこ
みやこ

もう私立に関してはおのおの違うので、問合せするしかないです

まとめ

Integrationkurs(インテグレーションクラス)の学校を選ぶ時の経験談を書いてみました。

私はVHS(Volkshochschule(フォルクスホッホシューレ))に通いますが、VHSの場所やクラス選び1つでも、なかなかうまくいかないことがあり苦労しました。


A1からスタートしてB1テスト受験まで早くて7か月程度です。

それ以上に期間がかかりそうで困っている方は、他のVHSやプライベート学校のスケジュールを見比べてみてください。

うまいことスケジュールのパズルが合いますように…

みやこ
みやこ

どなたかの参考になれば、このブログを書いたかいがあります!


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