国際結婚後の自分の名字、選択肢があるので迷ってしまいますよね!
この記事を見てくださったあなたはきっと、外国人のパートナーと入籍する準備中で『苗字をどうしよう』と悩んでいらっしゃいますね?
国際結婚で選択できる名字のメリット・デメリットさえわかれば、自分にぴったりの名字を決めることが出来ます。
管理人のみや子もかなり悩みましたが、メリットとデメリットを理解したうえで複合姓(ダブルネーム)を選び、快適に暮らしています。
この記事では日本人が国際結婚で選べる名字の種類の紹介と、それぞれの手続き方法とメリット・デメリットをご紹介します。
記事を読み終えると、自分がどの名字であれば幸せでいられるのかが見えてくるはずです。
国際結婚で選べる名字のパターンは3種類
まず日本人同士の結婚の場合は、夫または妻の姓を名乗る選択肢のみです。
(2022年現在、夫婦別姓は認められていません。)
それにひきかえ、国際結婚の場合は一般的には下記の3つのパターンから選べます。
※ここでは妻が日本人(山田 花子さん)で夫が外国人(ジョン ターナーさん)の例で説明します。
(2)夫の姓に改姓:ターナー 花子
(3)複合姓に改姓:山田ターナー 花子 または ターナー山田 花子
ちなみに複合姓の場合、日本の戸籍の登録上では山田とターナーの間にはスペースや・()は入れられません。
山田ターナー または ターナー山田 という一つのかたまりで苗字です。
上記のほかに個人的には一般的で無いと思うパターンも少しありますので、紹介いたします。
●夫のミドルネームも含めて姓を変更:ターナーフセイン 花子
●夫の姓にした上で、自分の旧姓名を名前にする:ターナー 山田花子
※自分の名字も残した上で夫と子供と同じ名字にしたい場合など。しかし家庭裁判所で名前として普通でないことから却下されることが多いようです。
国際結婚の時の氏の変更の申請方法
メリット・デメリットの話の前に、申請方法についてパターンごとに説明します。
(1) 旧姓のまま:山田 花子
一番簡単な方法です。
提出書類も必要なく、婚姻届けを提出すれば完了です。
つまり国際結婚の婚姻手続きは、何もしなければ別姓になります!
(2) 夫の姓に改姓:ターナー 花子
婚姻届けの提出時に変更する場合は、外国人との婚姻による氏の変更届(クリックでPDFダウンロード)を、婚姻届けと同時、又は婚姻後6カ月以内に市区町村の役所に提出します。
変更届を書くだけなので簡単です!
婚姻後6カ月を過ぎて、やはり自分の名字から外国人パートナーの名字に変更したいときは、次に書く複合姓のパターンと同様に家庭裁判所へ許可を求めることになります。
かなり面倒になりますので、夫の名字を希望の場合は、すぐに変更届を出してしまいましょう!
(3) 複合姓に改姓:山田ターナー 花子 または ターナー山田 花子
複合姓(ダブルネーム)への変更は少々面倒な上に時間もかかります。(1か月程度)
家庭裁判所へ「氏の変更」を申し立てて、面談を1回行い、許可をされてはじめて変更されます。
詳細はこちらの裁判所HPリンクを見てください。(クリックで飛びます)
申請料金はトータル2000円強と、少々費用もかかります。
また申し立ての時に書く「氏を変更したい理由」はうまく書かないと却下されてしまう可能性もあります。
詳しくは他の記事で書いていますのでご参照ください。
それぞれの名字のメリット・デメリットは?
下記に私個人が感じるメリット・デメリットを上げていきます。
(1) 旧姓のまま:山田 花子
【メリット】
・日本では選択できない夫婦別姓が選択できることの特別感
・仕事などで自分の氏名が浸透している場合に、そのままの氏名を継続できる。
・パスポートや運転免許証、銀行などの書き替えが不要
・婚姻届けを出すだけで、名字変更の手続きが無い。
・子供が生まれた際に、夫の名字か妻の名字かの選択肢がある。
【デメリット】
・パートナーと夫婦関係であることが一目では分からない。
・子供が生まれた時に、どちらかの姓を選ぶので親子関係が一目では分からない。
(2) パートナーの姓に改姓:ターナー 花子
【メリット】
・外国人と結婚していることが一目で分かる。
日本ではもちろん、特に海外に行った時に婚姻関係を説明する時には楽だと思います。
・名字変更の手続きが簡単。
・パートナーと同じ名字を名乗ることの一体感
【デメリット】
・本人がハーフと間違われる可能性あり。
・WEB上の漢字氏名登録でカタカナ入力ができない場合がある
(3) 複合姓に改姓:山田ターナー 花子 または ターナー山田 花子
【メリット】
・外国人と結婚していることが一目で分かるが、ハーフだとは思われない。
・日本では選択できない名字であることの特別感
・パートナーとの婚姻関係が一目で分かる。
・慣れ親しんだ自分の名字も残せる。
・子供が生まれた際に、日本では妻の戸籍に入るが、夫の姓も含まれている一体感。
・同姓同名はなかなかいないと思われる
【デメリット】
・申請のために家庭裁判所へ行き、面談で承認される必要があり面倒。
・パートナーの名字が長い場合は、申請書の記入など不具合が出ることも多くなる。
偉大な芸術家「パブロ・ピカソ」の本名は「パブロ・ディエゴ・ホセ・フランシスコ・デ・パウラ・ホアン・ネポムセーノ・マリーア・デ・ロス・レメディオス・クリスピン・クリスピアーノ・デ・ラ・サンディシマ・トリニダード・ルイス・イ・ピカソ」だそうです…。
管理人のみやこは複合姓ですので、実生活での良かったことや悪かったことを他の記事で詳しく書いています。
まとめ
いかかでしたか?
仕事の内容や生活している場所などによって、何をメリットと感じるかデメリットと感じるかは千差万別だと思います。
管理人のみや子はかつて営業職でしたため、お客様にインパクトがあり、すぐに覚えてもらえる複合姓を選びました!
ドイツ人夫は少しでも自分の名字が入ることで夫婦感がでるので喜んでいました。
(もちろん名字が別だって家族愛が変わるわけではないですよね!)
私のお友達で国際結婚をしている方の苗字は、パートナーの姓を名乗る方が多めな印象ですが、夫婦別姓や複合姓の方ももちろんいらっしゃいます。
今回の記事を参考にして頂き、自分の生活にあった名字を決められるといいですね!
この記事が少しでもお役に立てればうれしいです。
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