
ドイツ人の彼氏と結婚が決まったんだけど、手続きがわからないよー!

だいじょうぶ!私がやってきた国際結婚の手順をおしえるね!
まずはなによりも「ご結婚おめでとうございます!」
あなたとパートナーの新たなステージに突入ですね
この記事を見てくださったあなたは、ドイツ人と国際結婚が決まって右も左もわからない状態だと思います。
もちろん結婚自体が初めての方は、そもそも入籍するやり方すらよくわかりませんよね!
管理人のみやこもまったく同じ状態でした。
こちらの記事ではそんな管理人が日本でドイツ人との国際結婚の手続きをした時のステップをまとめています。
この記事を読めば『日本でドイツ人と婚姻届をだすために必要なこと』が分りますので、婚姻のためのはじめの一歩を踏み出すことが出来ると思います!
管理人みやこの入籍時の状態
まず本題に入る前に、私の入籍時の状態を書いておきます。
彼氏: カニさん、ドイツ人、男性、初婚、現在ドイツに住んでいる 私 : みや子、日本人、女性、初婚、日本に住んでいる ポイント: 先に日本で婚姻届をだす。そのあとドイツへ申請するつもり
みなさんいろいろな状態があるかと思いますので、一つの参考にして頂ければと思います。
みやことまったく同じ状態のかたは、そのまま今回の話がつかえますね
ちなみに私とカニさんはドイツと日本で別居生活でしたので、当初、婚姻届けは私が一人で出す予定でした。
しかしそれだと問題があることが発覚したため、急遽、カニさんに来日してもらい、一緒に出すことになりました。
ちょっとした注意点なので、こちらは別の記事に書いておきます。
ドイツ人との日本での婚姻で必要な4つのステップ
要約すると以下です。
(2) 日本で婚姻届を提出する役所に必要書類が正しいかを問い合わせ
(3) ドイツでドイツ人側の必要書類を揃える
(4) 日本の役所に婚姻届と必要書類を全てを提出
次の章から各ステップごとの詳細を書いていきます。
(1) 日本のドイツ大使館のホームページで必要書類を確認
まず初めにやってほしいことは、「ドイツ大使館のホームページで結婚のページを検索する」です。
もしかすると、あなたはすでに該当ページを見ていて、あまりのわかりにくさにこのブログにたどり着いたかもしれませんね!
まだ見ていない方は、なにはともあれドイツ大使館のページを一読してみてください。
必要書類をメモしておきましょう
ドイツ大使館のホームページに『必要書類』が書いてあったと思います。
下記です。

これからこの『ドイツの出生証明書』と『ドイツの婚姻要件具備証明書』を手に入れるための長い旅がはじまりますので、スクショしたり、メモっておきましょう。
(2) 日本で婚姻届を提出する役所に必要書類が正しいかを問い合わせ
先ほどのドイツ大使館のページに下記のような記載があります。
*ドイツ人の方の必要書類についての詳細は、婚姻届を提出する日本の各市役所にお問い合わせ下さい。
引用:ドイツ大使館ホームページ
どうやら先ほどの必要書類は『日本の国として決められた提出物』ではなく、各市区町村役場によってはまた違った書類が必要になる場合もあるということですね
なので「提出する前に自分で役所に問い合わせてみてね!」と書いてあります。
役所への問い合わせは、自分が婚姻届を出そうと思っている地域の『市民課』でOKです。

検索エンジンで「○○市 市民課」で検索しましょう。
また下記の注意書きもあります。
ドイツの書類にアポスティーユが必要かどうかは、婚姻届を提出する日本の役所の指示に従ってください。アポスティーユが必要である場合は、ドイツで必要書類を申請する際にその旨を申し出てください。
~ 中略 ~
翻訳
ドイツ語の書類には日本語訳を添付してください。
自分で作成した翻訳でも認められるかどうかなど、翻訳に関しては、書類を受理する日本の役所の指示にしたがってください。引用:ドイツ大使館ホームページ
>書類にアポスティーユが必要かどうかは、婚姻届を提出する日本の役所の指示に従ってください
『アポスティーユ』とは、その国で発行された公的な書類が正式なものであることを示す政府が発行する押印です。
ドイツの書類にアポスティーユが必要かどうかも役所に聞いておく必要があります。
>ドイツ語の書類には日本語訳を添付してください。
>自分で作成した翻訳でも認められるかどうは書類を受理する日本の役所の指示にしたがってください。
翻訳を本人がしていいのかも聞く必要があります。
もし正規の翻訳でないとダメと言われた場合は『認証翻訳』が必要になります。
※認証翻訳…ドイツ政府認定の翻訳者による翻訳
文章で残しておけるので、お問い合わせは電話よりメールでするのがおすすめです。
私の場合、お役所からはすぐに明確な回答が頂けました。
アポスティーユは必要で、翻訳は自分でやってもOKとのこと。
役所の対応も三者三様だと思いますので、あまり国際結婚の前例がない地方ですと、少し確認に時間がかかるかもしれませんね。
1. 必要書類は『婚姻届』と下記で過不足がないか
・ドイツ人の『ドイツの出生証明書』
・ドイツ人の『ドイツの婚姻要件具備証明書』
2. アポスティーユが必要かどうか
3. 翻訳は自分で行っても問題がないか
(3) ドイツでドイツ人側の必要書類を揃える
役所からの回答が来て、日本で必要なドイツ人側の書類が分かりましたら、次は「ドイツ人の住んでいる町の役所に問い合わせてもらって、その資料を入手するためには何が必要かを確認」します。
ドイツのことなので、ここはパートナーにやってもらいましょう。
ここが一番やっかいなところなんです。
実はドイツでは本人が役所に行って、「出生証明書ちょうだい」と言ってもすぐにくれるわけでは無いんです。
とうぜん何のために必要か聞かれ、「日本での結婚のため」と言うと「じゃあその日本人側の資料が必要」と言われてしまうんです。
しかもこの必要な資料は各州、各役場で違うのはもちろん、おそろしいことに聞いた担当者でも若干異なるという噂が…。
ドイツのお役所は一筋縄ではいかないと聞いていますので、よくよく必要な資料を聞いてください!
また日本と同様に
アポスティーユは必要か?
翻訳は認証翻訳が必要か?
も確認してください。
ちなみに私の場合は、下記の必要書類2つを入手するためには2つ書類が必要でした。
・Geburtsurkunde(ドイツの出生証明書)
⇒私の書類は不要
・Ehefähigkeitszeugnis(ドイツの婚姻要件具備証明書)
⇒ 私の「戸籍謄本」と「婚姻要件具備証明書(いわゆる独身証明書)」
※どちらもアポスティーユ付き、ドイツ語へ認証翻訳をしたもの
ちなみにカニさんはドイツの南部の田舎に住んでいるため、ここまでの確認には少し時間がかかりました。
でも後で書類が足りないと言われるよりは、ここでしっかり確認をしておいてください。
日本人のあなたの「婚姻要件具備証明書(いわゆる独身証明書)」の入手の仕方は下記の記事で紹介しています。
アポスティーユの取得方法は下記の記事で紹介しています。
ドイツ語への認証翻訳は下記の記事で紹介しています。
必要書類が揃ったら、ドイツに郵送で送る
ドイツの役所から指定された日本の必要書類が揃いましたら、ドイツにいるパートナーのもとに国際便で郵送します。
お急ぎの場合には高いですがEMSを利用するのが便利で確実ですね
これが届けば、ドイツでの書類はもらえるはずです!
(4) 日本の役所に婚姻届と必要書類を全てを提出
ドイツ側の必要書類が揃いましたら、あとは婚姻届と共に役所に提出に行くだけです。
私はドイツの書類を自分で訳してもOKだったので、Google翻訳を使って翻訳したものを、紙に手書きで書いて持っていきました。
またピッタリ出したい日があったので、念のため事前に役所にすべての書類を持って行って、必要書類に不足が無いか、婚姻届の書き方に間違いはないかを確認してもらいました。
でもここまで手順どおりに進めていれば問題は無いはずです。
まとめ
ドイツ人パートナーの書類を集めるのが大変なことがお分かりになったと思います。
ドイツでは州や各役所によって求められる書類が異なってきますので、必ずよく確認してから日本での書類集めを行ってください。
最後にまとめておきます。
◆婚姻届
◆ドイツ人側:
『Geburtsurkunde(ドイツの出生証明書)』
と
『Ehefähigkeitszeugnis(ドイツの婚姻要件具備証明書)』
※アポスティーユ付き、翻訳は自分でOK
↑
これらを手に入れるために
◆日本人の私:
『戸籍謄本』
と
『婚姻要件具備証明書(いわゆる独身証明書)』
※アポスティーユ付き、認証翻訳でドイツ語に
日本人同士の結婚の場合は、婚姻届に押印をして、役所に提出して完了!ですが、やはり国際結婚はいろいろとやることが多いです。
でもその分、入籍という1つの儀式を改めて考える時間も多くなりますので、悪い時間ではないとおもいます。
書類集めがんばってくださいね!
おまけ(日本の役所にだす問い合わせメールの例)

良かったらそのままコピペしてご利用ください
私:日本人、○○市在住
パートナー:ドイツ人、ドイツ在住
1.ドイツ人側の必要な書類は下記だけで問題が無いでしょうか?
・ドイツの出生証明書
・ドイツの婚姻要件具備証明書
2.ドイツの書類にはアポスティーユが必要でしょうか?
3.ドイツ語の書類には日本語訳を添付する必要があると思いますが、当方が作成した翻訳とサインでも認められますでしょうか?
その他に失念している点が御座いましたら、教えて頂けますと助かります。
以上宜しくお願い致します。
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