
今回はみやこが複合姓になるために、家庭裁判所で面接を受けた時の話をします!
面接を受ける裁判所のよって様子は異なるかもしれませんが、これから裁判所での面談を控えている方の参考になればうれしいです。
複合姓への申し立て理由の書き方についてはこちらの記事がおすすめです。
予約を入れた日に家庭裁判所に行きます

私は住んでいる都市にある「家庭裁判所の支所」で申立書を出し、1週間後に面談の予約を取りました。
面談の当日は朝10時からの予約でしたので、10分ほど前に家庭裁判所の受付へ行きました。
受付では、記入用紙に名前や住所などを記入し、本人確認のために身分証明書の提示が必要でした。
(私は運転免許証を出しました。)
受付が終わると、待合室に通されました。
病院の待合室のようなイメージで、少しドキドキしてきました。
待合室にいたのは私一人です。
10時ぴったりになると、60代ぐらいの上品な女性が部屋に入ってきて、名前を呼ばれました。
その女性に誘導され、会議室のような一室に通されました。
いざ複合姓の面談へ!

部屋のなかには誰もおらず、どうやらその女性が調査官だということが分かりました。
大きな机を挟んで、その女性の向かい合うように座りました。
この時点では面談がどのように進むかまったく分からないので、私自身はかなり緊張していました。
まず初めに、氏名と生年月日と満年齢を聞かれます。
その後は調査官の方が申立書の理由を黙読しながら、不明な点を質問される形でした。
『申し立て理由を暗唱させられる』という噂も聞いていたのですが、私の場合は暗唱はありませんでした。
私が聞かれたのは一点のみ「パートナーの国(ドイツ)では複合姓は一般的なのですか?」ということでした。
申立書の理由にも一般的であることは書いたのですが、口頭では私の夫のお母さんも複合姓であり、とても一般的であることをお伝えしました。
あとは申立書の内容で調査官の方が理解できたのか、それ以上の質問をいただくことはありませんでした。
ここからはまさかの世間話タイムに突入!
パートナーとはどこで出会ったんですか~…
ご両親は外国の方と結婚するって言って驚かなかった?
へー!もう10年も付き合ってたら新婚って感じではないねー!…
ドイツのクリスマスは綺麗だって聞くからねー!うらやましいいわー!…
などなど
調査官のかたと楽しくおしゃべりしてしまいました。
最後に
「そうだ!これを一応聞かないといけなかった!」と言われた質問がありました。
「借金はないですよね?」との質問です。
ブラックリストから逃れるために名字を変える方がいるようで、必ず聞かないといけないそうです。
ここまでで面談は20分くらいの内容でした。
(9割がたは世間話でしたが…)
部屋を出る前に調査官のかたに言われたのは、「今日聞いた内容を私から裁判官に伝えますが、最終決定をするのは裁判官です」とのことでした。
面談を終えて・・・
家庭裁判所なんてこれまでの人生で行くことがない場所だったので、かなり緊張しました!
ですが私の場合は調査官の方がかなり話しやすい雰囲気でしたので、特に大きな問題はありませんでした。
面接を受けて思ったことは、「裁判所の調査官の方は外国での規則やしきたりを詳しく知っているとはかぎら無いので、申請書の理由を分かりやすく書いたり、面接でも説明する必要がある」ということです。
私の勝手な想像で、裁判所の方だから日本はもちろん、諸外国のいろいろ規則などを知っていて、こちらもそれを理解しているか試すような質問が来るのかな…?と思っていたのです。
でも実際は、今回の調査官の方は外国(今回はドイツ)の法律や規則などは全くご存じなかったようで、私が書いたりお伝えしたことを『正しい内容』として認識されたようです。
そのため間違った知識をお伝えすると後々問題になる可能性もあるので、いずれにせよ事前にパートナー国の苗字や戸籍に関する知識をある程度自分のなかに入れておく必要はあると感じました。
※裁判所や調査官によって、対応は異なると思います。
しかしながら複合姓にしようとすることで、普通なら体験できないような家庭裁判所にいくという貴重な体験ができて良かったと思います。
この約5日後に、裁判が許可されたとの通知書が家に届きました!
しかしながらこれで終わりではありません!
実際に名字が変えられるのは、ここから1か月程度はかかるのでご注意ください。
日数や費用などはこちらの記事を↓

私の体験談がどなたかのお役にたてれば幸いです!
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