複合姓にするかすごい迷ってるの~!参考になりそうな話しおしえてー!!
苗字は結婚後のこれからの人生に一生付きまとうことですから、よく考えたいですよね
複合姓(ダブルネーム)にするか迷っている方のために、実際に複合姓にして生活をしている管理人のみやこの経験談をふまえて、メリット・デメリットをご紹介したいと思います。
あくまでも私の例ですが、迷っている方の参考になればうれしいです。
そもそも国際結婚ではどんな名字が選択できるの?という方は下記の記事を先に読んでくださいね
そもそも複合姓とは?
例えば、妻が日本人(山田 花子さん)で夫が外国人(ジョン ターナーさん)の場合に
山田ターナー 花子
または
ターナー山田 花子
という名字にするのが複合姓です。
自分のもともとの苗字の前か後ろに、外国人のパートナーの苗字をくっつける形です。
日本の戸籍の登録上では山田とターナーの間にはスペースや・()は入れられません。
山田ターナー または ターナー山田 という一つのかたまりで苗字です。
複合姓は日本ではダブルネームと言われることもあります。
英語では
compound family name (コンパウンド ファミリーネーム)
や
double surname(ダブルサーネーム)
と言われていて、日本語ですと『二重姓』という訳が近いです。
名前の順番はどうしたほうがいい?
本題に入る前に先に質問がありそうな件にふれておきます。
山田ターナー 花子 がいいのか?
ターナー山田 花子 がいいのか?
ローマ字で書くとそれぞれ下記になります。
※パスポートの表記はスペースが入れられるので、海外で使用することを想定して複合姓の間にスペースを入れています。
山田 花子
Hanako Yamada
山田ターナー 花子
Hanako Yamada Turner
ターナー山田 花子
Turner Yamada Hanako
こちらを見るとよく分かるのですが、前者の山田ターナーさんのほうが、もともとの自分の氏名に夫の苗字がくっついた形になっています。
後者だと間にyamadaが入ってくる形です。
私は別にどちらでもメリット・デメリットはないかなと思います。
しいて言えば、夫の氏名(例:John Turnerさん)との並びが同じになるのは
山田ターナー 花子
Hanako Yamada Turner のほうかなということ。
また夫の国に移住するなどの場合で、夫の姓をメインに自分の姓をミドルネームのように扱いたい方は
ターナー山田 花子
Turner Yamada Hanako のほうを選んでいる場合も多くあるようです。
パートナーの国ではどちらが一般的なのかをぜひパートナーに聞いてみてください。
私の場合は前者の山田ターナーを選んでいます。
理由は、ドイツ人夫のドイツ人お母さんの苗字もその順番(もとの自分の名字+夫の苗字)の複合姓で一般的だから、ということと、日本に住むことも多いので、自分の苗字をメインにして夫の苗字をミドルっぽくしたかったからです。
今のところどの国に行ってもそれで困ったことはありません。
複合姓にすると、パートナーも複合姓になっちゃうの??
ご質問で頂いたので解説しておきます。
もし自分が複合姓を選んだ場合、パートナーの苗字も複合姓にしないといけないのでしょうか?
答えは「NO」です!
現在の日本の法律では、日本人同士の結婚の場合は「同じ氏を名乗る」ことしか認められていませんが、外国人と結婚した場合にだけ「夫婦別姓」を選択することが出来ます。
なので夫だけ、妻だけが複合姓を選び、パートナーの苗字はそのままということが可能です。
(我が家もこのパターンです。世間ではこのパターンが多いかと思います。)
もちろん夫婦でともに複合姓を名乗ることも出来ますが、パートナーの苗字の変更はパートナーの国の法律に従うことになりますのでご注意ください。
複合姓のメリットとデメリット
次からは実際に私が複合姓で生活していて感じる良い点と悪い点をあげていきます。
あくまでも私個人の感想なので、ご参考程度に!
メリット
(1) 日本では選択できない名字であることの特別感
これが1番なんじゃないでしょうか
「わたし外国人と結婚しましたよー!」というのが一発でわかります。
自分のもともとの氏名にカタカナが入り込んでくる複合姓は、名前全体のインパクトは最強です!
近年、国際結婚は昔に比べて増えているとはいえ、日本の人口の全体数からするとまだまだ珍しいわけで…
複合姓になれる人もそうそういないわけです。
スペシャル感がほしい方には複合姓がぜったいにおススメです。
管理人みやこはドイツ人のカニさんと結婚した時にはまだ会社員で営業職をしていたので、お客様に与えるインパクトを考えて複合姓に決めました。
新規のお客様には名字で覚えてもらえることが増え、既存のお客様には「外国人と結婚したんだ?!」ということで話が盛り上がり、複合姓は会社での売上UPにかなり貢献しました。
(2) 外国人との結婚が一目で分かるが、ハーフだとは思われない
外国人と結婚したことが分かりやすいなら、パートナーの姓だけにするのも良いのですが、そうすると自分が「ハーフのかたですか?」と間違われる可能性があります。
複合姓なら自分の名字が残っているので、完全に日本人だということが一目で分かります。
(3) 夫との関係性も一目で分かりやすい
私は夫の転勤のために海外に移動することが多いのですが、その際、現地の人に夫との関係性を説明する時に、自分と夫のパスポートの名前を見せれば複合姓はかなり話が早いです。
VISA申請などの行政に提出する資料はもちろん婚姻を証明する資料(翻訳付きの日本の戸籍謄本など)が必要になりますが、例えば住んでいるマンションのコンシェルジュさんやドアマンの方に家族関係を説明したい時など、『そんなにきっちりしたくはないんだけど、ちょっとした証明はしたい時』に複合姓は大変便利です。
また自分やパートナーが病院にいて、お見舞いに行く時なども一発で関係性が分ります。
(4) 慣れ親しんだ自分の名字も残せる
結婚するまで使っていた自分の名字に愛着がある方もいると思います。
または珍しい苗字だと、後世に残したい気持ちもありますよね。
複合姓であれば(ちょっとカタカナが入ってしまいますが)自分の名字も残せます!
みやこは女姉妹なので、複合姓にして自分の名字を残すことを両親に伝えると、やはり喜んでいました。
両親にとっては姉妹が嫁いで、いずれは自分の家の苗字が無くなってしまうのが実は寂しいと思っていたようです。
海外生活が多いみやこですが、「いまでもあなたたちの娘ですよ!」と両親にアピールできているようで良かったです。
(5) 同姓同名はほぼいないと思われる
私は日本の氏名の時は少なからず同姓同名の方が全国にいらっしゃいました。
それが複合姓になったので、日本国内での同姓同名はほぼゼロだと思います。
もちろん海外に行ったってゼロでしょう。
つまりは世界中で唯一の氏名になったということです!
珍しい、特別感というのは(1)の理由で書きましたが、こちらで良いと思うのは銀行の印鑑、クレジットカードのサインなどが唯一無二なので、防犯上に良いと思っています。
印鑑に関しては、私の以前の苗字は日本の中で一般的な名字だったので、ハンコが手軽に100均で買えてしまえました。
そうするとニセの契約書などで、勝手に自分の氏名を使って判子を押されかねない…。
しかし複合姓であればそんな心配は皆無です!
あと複合姓の印鑑は人に見せるとおもしろがられるので、1つ作っておくのはお勧めです。
(6) 子供が生まれた際に、夫の姓も含まれている一体感
日本では日本人同士が結婚すると、親の戸籍から外れて妻と夫の二人で一つの戸籍が新たに作られます。
一方、国際結婚で外国人と結婚すると、親の戸籍から外れて自分一人の戸籍が作られます。
その際、小さな「配偶者」という欄に夫の名前が記載されます。
少しさびしいですよね…。
私は事前知識が無かったので、「一人なの?!」と少しびっくりしてしまいました。
で、本題です。
子供が生まれると、たとえ海外で出産しても日本の戸籍に登録することができます。
その時に登録されるのは「自分一人の戸籍」です。
当然、苗字も日本人の自分の苗字が引き継がれます。
私はこの時に「子供にも日本での苗字に父親の苗字が含まれていると家族の一体感があるな」と思いました。
夫の国ドイツでは結婚すると日本の戸籍のようなものが出来ますが、その代表苗字は夫の苗字にしています。
子供が生まれるとそこに入るので、ドイツでは夫と子供はターナーさん、私は山田ターナーさん
うん、一体感ある。
たいして日本では、私と子供は山田ターナーさん、夫はターナーさん。
うん、一体感あるね!
という感じです。
まだ子供がいないので実際の子供の苗字のメリット・デメリットが語れないのがすみません。
(7) もとの氏名の姓名判断が良いから残したい
これはかなり私個人のメリットになりますが、もともとの氏名がかなり姓名判断で運勢が良かったんです。
占いやタロットが好きで、日本国内ではもちろん、海外旅行に行った時も翻訳機を駆使して占ってもらったりしています。
結婚前の氏名は本当に強運で、クジや懸賞系も良く当たっていましたし…
受験や就職、仕事関係もとにかくラッキーなことが多かったなといつも思っています。
ドイツ人のカニさんと日本でたまたま出会って結婚したのも、運が良かったなーと感じます。
そんなわけで、自分の氏名を手放したくなかったのです(笑)
もちろん、夫のカタカナ苗字にするパターンと複合姓のパターンの姓名判断も事前にしました!
どちらの結果も悪くなかったので、結果的には自分のもとの氏名が入る複合姓に決めました。
コロナ渦だったのでココナラの姓名判断を活用しましたが、他の方の口コミから人気の占い師さんを選ぶことができるので、かなり良かったです!
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デメリット
次からは複合姓を選ぶことのデメリットです!
引き続き個人の一意見です
(1)複合姓の申請がかなり面倒
まずあげるのは、複合姓になるまでがかなり面倒くさいという話です。
家庭裁判所に行って、面接を受けたうえに理由が受理されないといけないのです。
こちらは詳しく別記事で書いていますので、そちらをご参照ください。
ほんとうに戸籍上の姓が変わるのは家庭裁判所への申請から早くて1か月半くらいかかりますので、すぐに海外に行かれる方など時間の無い方は手続きが出来ないかもしれません。
みやこの友達で国際結婚した人も、海外に行くために時間が無いので複合姓はあきらめて夫の姓にしていました。
(2)WEB上の名字のカタカナ入力で困ることが多い
これはけっこうよくある困ったことです。
WEB上でなにか会員登録をしたりする時に、下記のような入力画面がありますよね
ここの「姓」の部分に複合姓を入れると「入力した文字が間違っています」的なエラーになることが時々起きます。
おそらくカタカナ入力や伸ばす記号「ー」がだめなようなので、パートナーの苗字にされた方も同じ経験をされていると思います。
まず私が初めてその洗礼を受けたのが、複合姓にした後にクレジットカードの氏名を変更しようとした時です。
WEBからできるというのでやってみたらエラーになってしまうので、あきらめてカード会社のお問合せ先に電話をして変更をお願いしました。
それ以降、何回か同様のエラーになるWEB画面があり、その都度対応しています。
あと、普通に入力できて『WEB登録完了!』と思ったら、後日その会社から電話が来て「姓にカタカナが入力されているがお間違いないでしょうか?」と確認されたこともあります。
日本にも外国人の方は大勢住んでいるので、だいたいのWEB登録は対応されていると思うのですが…まだまだ時々このような経験があります。
(3)名字が長い場合は申請書の記入で困ることがある
例のように「山田ターナーさん」ぐらいの短さなら問題が無いと思いますが、外国人の方の苗字をカタカナに直すと、とても長くなる場合もあると思います。
たとえば、フランス人の姓 Bichelberger(ビュシェルベルジェール)さんと佐藤さんが結婚したら、佐藤ビュシェルベルジェールさんで13文字になります。
日本人の苗字は一般的には漢字で2,3文字。
一番長いもので漢字5文字だそうです。
そのため先ほどのWEB登録の画面の時に、名字の文字数でエラーになる可能性がありますね。
あと時々下記のようなタイプの申請用紙もありますよね
これに収まらない場合はどうやって書けばいいのか…と気になります。
(4)同姓同名がいないから特定される
メリットのほうでは良いこととしてあげましたが、その反面、個人が特定されやすいというデメリットもあると思います。
たとえばFacebookで今までは同じ名前がたくさん出てきていたのが、複合姓にするとほぼあなた一人だけが出てくることになると思います。
ネット上に本名を公開する場合は、確実に自分が特定されることを覚悟しておいた方がいいでしょう。
複合姓のメリット・デメリットのまとめ
かなり個人的な意見で書きましたので、人によって当てはまる・当てはまらないがあると思います。
私の中では複合姓はメリットのほうを多く感じています。
これまで複合姓ですごく困ったことは…正直ありません!!
一つの参考意見として、あなたの苗字選択のお役に立てれば幸いです。
もし他に気になることがありましたら、コメント欄やTwitter(@sundaramiyako)でご質問頂けましたらご返信します!
コメント
こんにちは
ダブルネームについて解説していただきありがとうございました。
私も外国人と結婚してダブルネームにすることを望んでいるのですが、妻は名前を変更したくないと言っています。
この場合、夫だけがダブルネームを使用して、妻は今までの名前を名乗ると言うのは可能なのでしょうか?
こんにちは!ブログを読んでいただきありがとう御座います。
日本では外国人と結婚した場合は、日本人同士の結婚では認められていない「夫婦別姓」が選択できます。
なので日本人のご主人だけがダブルネームに変えて、奥様は今の名前を継続することは出来ます。
現に私たち夫婦も、日本で私だけがダブルネームで、外国人の夫は旧姓のままです。
夫の国(ドイツ)でも夫婦別姓が認められているので、日本と同じ別姓の苗字をお互いが名乗っています。
※相手国の対応はWN様の奥様の出身国によりますね
手続きに関しては別の記事に書いていますので、ご参考になさってください
私(女性・妻)が行ったことをWN様(男性・夫)が行うというだけで、まったく違いはないはずです。
また何かご質問があればお気軽にご質問ください!